最近、スイーツに関してブログに書くことが滅多になくなったので、
しばしば
「もう甘い物を食べるのはやめたのか」
「やはり手術で入院などしたから年齢も考えて控えてるのか」
などと聞かれます。
残念ながら、そんなことはありません。
むしろ、呆れられるほど食べてます。
SNS等でスイーツの写真を山のように目にすることが多くなるにつれ、
へそ曲がりな私は
「ならば俺はもういいや。さんざんやったし。」
と、軽い気持ちで封印し、
ただひたすら自分の口を楽しませるためだけに、甘い物を食べていたのでした。
しかし、ここに大きな落とし穴があったのです。
「人に伝える」という事をしなくなった私は、神聖なるスイーツ道から大きく逸脱し、堕落の一途を辿っていくこととなりました。
きっかけは些細なことでした。
ある日買い物で寄ったスーパーで、懐かしのお菓子の定番である
「ホワイトロリータ」
「ルマンド」
「チョコリエール」
「バームロール」
俗に言う、「ブルボン四天王」を見かけて購入したのが始まりでした。
ノスタルジーに浸りながら食べ進み、
「MARIE」「CHOICE」などのクッキー陣を有する森永帝国、大スター「チョコパイ」を冠するロッテなど、本能の赴くままさまよい続けたのです。
ここまでだったら、家飲みならぬ家菓子、スイーツ道の一つとして大事に至ることはなかったでしょう。
しかし、悪魔はその先にいたのです。
黒光りするその悪魔はスーパーの棚で静かに私を待ちつづけ、ついには私を捕え、奈落の底に突き落としたのです。
つづく。