今年初の甘味道。
新年らしく「和」でいこうということで、ここは王道中の王道。
羊羹で事始めです。
羊羹の由来などはどなたでも一般常識として当然ご存知かと思いますが、一応ここで復習です。
「羊羹」を漢字の意味で読み解くと、その意味は羊のあつもの。
要するに羊のスープですな。
ストーンズのアルバムは
山羊の頭のスープ
羊羹は
羊のスープ
と、覚えて下さい。
で、
羊のスープが中国から伝わったのは良いのですが、
伝えられた坊さんは肉が食べれない。
なんか悔しいから、小豆と寒天でラム肉っぽいものを作って食べたというのが羊羹のはじまり。
最初の羊羹は精進料理。
甘くなかったのです。
なんだかんだで甘くなり、江戸時代後期には現在のような感じに。
羊羹といえば
名店はいろいろとありますが、
ここもやはり王道中の王道
「とらや」に決定。
魅惑の紙袋。
一匹狼ならぬ、一匹虎バージョン。
ベーシックな「夜の梅」
久々に一棹(ひとさお) 買いしました。
包装紙をとると立派な竹包。
原材料は砂糖、小豆、寒天のみ。
落語の噺のなかで
ご隠居の家に呼ばれた与太郎が羊羹をご馳走になるシーンがしばしば見られまして
手づかみで、ぬちゃぬちゃと食べる様がなんとも美味しそうで憧れたものです。
2018年の甘味道も良い形でスタート出来ました。
分厚く切って玄米茶でいただきます。